Hirorinの徒然ブログ

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鉄道写真を楽しもう!!(第2回)

鉄道写真には様々なジャンルがありますが、その中でも主流であり基本となるのが「走行する列車の撮影」です。また、列車が走る線路は言うまでもなく「直線」と「曲線」で構成されています。
今回は、「直線区間における列車撮影のポイント」にフォーカスしていきます。作例のショットは、原則としてこれまでの記事で使用したものを再掲しています。

Ⅱ 直線区間で撮る

1.列車の長さを知る

「列車の長さ(編成長)」を把握することは撮影に係る基本事項の一つで、「編成長=1両分の長さ×連結両数」で求めることができます。
車両の種類・形式によって「1両分の長さ」には違いがありますが、一般的には新幹線の電車は25m前後、在来線の電車・客車は20m強程度になっています。また、貨物列車の編成長は「(機関車1両分の長さ×連結両数)+(貨車1両分の長さ×連結両数)」となります。例えば、651系の11両編成≪先頭車=21.5m、中間車=21.1m≫では(21.5m×4両)+(21.1m×7両)≒234m、常磐線高速貨物列車の18両編成≪EF510=19.8m、コキ104・106形=20.4m≫では(19.8m×1両)+(20.4m×18両)=387mの長さになります。
ところで、撮影ポイントでは列車の編成長をどのように捉えれば良いのでしょうか。以下の二つの方法を憶えておくと便利です。

1)線路脇にある距離標で概算
始点から終点に向けて100m毎に距離標(1Kmと500mはやや大型、500mは1/2で表記)が設けられていますので、それを編成長の目安にします。

2)架線柱の本数で概算
電化区間における架線柱は駅間の直線区間では約40(橋梁区間など)~50mの間隔で、曲線区間や駅構内では約25~40m(曲線半径により相違)の間隔で建てられています。例えば、駅間における平地の直線区間において651系11両編成全体を撮影する場合、前後の余裕を勘案して柱6本分(50m×5スパン=250m)+αでフレーミングすればOKとなります。

列車が来る前に距離標や架線柱を利用して編成長を把握しておくと、画像のイメージが具体的になりフレーミングが容易になってきます。

2.基本は編成写真にあり

1)4つの要件
「線路に近付く」、「線路から離れる」、「進行方向右側から狙う」、「進行方向左側から狙う」が留意すべき4つのポイント、どのようなショットになるか見ていきましょう。

Series 651_69
**線路に近付いたショット(進行方向右側から、651系)**

Series 651_55
**線路から離れたショット(進行方向右側から、651系)**

Series 651_53
**線路に近付いたショット(進行方向左側から、651系)**

Series 651_89
**線路から離れたショット(進行方向左側から、651系)**

列車が撮影者に近づいてくる場合、進行方向右側からのショットでは「編成が左から右へ」、進行方向左側からのショットでは「編成が右から左へ」直線的に大きくなっていくことに注目してください。離れていく場合は当然ながら逆になります。

線路に近付いた場合には「列車」を、線路から離れた場合には「風景」を主体にしたショットになると大別することもできます。

2)レンズの選択
広角から望遠レンズ(超望遠レンズを含む)まで、ショットのイメージ及び状況に応じて幅広い焦点距離のレンズを活用することになります。

Series E653_12
**広角レンズで撮影したショット(焦点距離=24mm<APS-C仕様>、E653系)**

Series E653_13
**望遠レンズで撮影したショット(焦点距離=140mm<APS-C仕様>、E653系)**

望遠レンズは線路から離れて編成全体を捉える場合には使用頻度が少なくなることに加えて、線路に近づいて進行方向左側から狙うと電化複線区間では架線柱が目障りになることがあります。

交換レンズの基本的な特性とともに、得られる画像がどのようになるかイメージすることが肝要です。

3.勾配を活用する

編成全体を撮影したショットは、線路に近づくにしても、離れるにしても直線的で単調になりがちです。勾配の開始点付近で編成の形状に変化を付けてみましょう。

Series 651_90
**勾配(水平→下り)区間におけるショット(焦点距離=170mm<APS-C仕様>、651系)**

前がちに列車を捉えるようにするとともに、出来るだけ焦点距離の長い望遠レンズ(200~300mm<APS-C仕様では×1/1.5>)を使用した方が効果的です。

4.マニュアル・フォーカスで撮影する

直線区間(前項を除く)における撮影では、ワンショットをイメージしてフレーミングする「置きピン(マニュアル・フォーカス)」ショット」を推奨します。
実際には被写界深度の幅を活かして狙ったポイント前後を高速連写することが多いのですが、無駄なショットを省いて技量を向上させる点でも有意義だと言えます。

編成全体がファインダー・フレームに入ったら、ターゲット・ポイントでシャッターを切ることに精神を集中しましょう。
~ 編成写真にこだわらない!? ~

編成全体を捉えようとすると絶対に撮影できないショットがあります。画一的になるよりも「選択の幅は広い方が撮影が楽しくなる」と考えてください。

EF81_274
**青空をバックに走行する96列車(常磐線岩間~羽鳥間、EF81)**

EF81_98
**夕陽を反射する2097列車(常磐線石岡~羽鳥間、EF81)**

Series E653_7
**夕焼けをバックに走行する「フレッシュひたち」(常磐線神立~高浜間、E653系)**

自分の感性とショットのイメージを重視して、自由に伸び伸びとターゲットを狙ってみましょう。
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

  1. 2011/07/12(火) 05:37:10|
  2. 鉄道写真撮影
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

いい文面と内容だと思います、この位だとテキストとして使えるんじゃないでしょうか。
作例もいいですよ。

置きピンですがこういう方法もあります。
1.ピントをAF半押しで取る。
2.そのままMFに切り替える。

つまり目標点の架線柱等や敷石などで取っておいてからAF自体を切ってしまうという事です。

他にも置きピンではなくてMFで自分で合わせながら撮っていくというのもあります。
いわば人間フォーカス機構です。
AFの無かった時代はそれが普通でした。

今回の内容、シャッターを切る前にイメージする、これは一番大切です。
  1. 2011/07/12(火) 19:59:31 |
  2. URL |
  3. Stratoliner #-
  4. [ 編集 ]

編成全体に拘らない、これもそうですね。
私だともっと大胆に一部だけにしてしまうかもしれません。
夕日のショットですがこれも夕日がここに反射するというのをイメージ出来ていないと逃すショットですね。
  1. 2011/07/12(火) 20:02:20 |
  2. URL |
  3. Stratoliner #-
  4. [ 編集 ]

Re: Stratolinerさんへ

いつもコメントありがとうございます。お褒めをいただき恐縮です。

数多くのファクターを系統的に整理することで、撮影に係る大切なポイントを再認識しています。撮り鉄ファンのためよりも自分にとって有用なのかもしれません。(笑)
AFカット技法は知っていますが、私は目視やフォーカス・エイドでのMFを多用しています。薄暗い場所を含めて応用幅が広いためですが、MFカメラを知る者には馴染み深いからでしょう。(汗)

>私だともっと大胆に一部だけにしてしまうかもしれません。
写真の出来具合を最終的に決定するのは「撮影者の感性」です。その意味で「感性をブラッシュアップすること」と「何事にも興味(好奇心)を持つこと」は必要不可欠だと考えています。

次回は「曲線区間で撮る」を予定しています。その折にも、またアドバイスをよろしくお願いいたします。
  1. 2011/07/13(水) 22:19:21 |
  2. URL |
  3. Hirorin #-
  4. [ 編集 ]

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