2012年6月1日、MicrosoftはWindows 8 Release Preview(以下、Windows 8 RP)を公開しました。従来のRelease Candidate(RC)版に相当し、製品版により近づいた内容になっています。
6月2日、Microsoftのサイト(http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/release-preview/)から64bit版ISOイメージ・ファイルをダウンロードするとともに、DVD-Rに記録してインストールしましたので、そのファースト・インプレッションをリポートしていきます。
1.インストール手順 Windows 8 CPのインストール手順とほぼ同様(相違点は背景色の選択画面)で、DVD-Rを使用した場合は途中でプロダクトキーの入力が必要になります。主なプロセスは前回の記事(http://hiro0601sky.blog12.fc2.com/blog-entry-329.html)を参照してください。
途中2回の再起動を経て、20数分の所要時間で終了しました。 2.スタート画面の相違点 最初に気が付くのは、ログオン直前のイメージ画像がCP版の「紅葉(日時付き)」からRP版では「黄葉(日時付き)」に変化していることです。パスワードを入力すると、以下の画面が表示されます。
**スタート画面(Windows 8 RP)**
**スタート画面(Windows 8 CP)**
デスクトップ・アイコンのキャラクターが、Consumer Previewの「金魚」からRelease Previewでは「チューリップ」になっています。製品版ではどうなるのでしょうか。
**デスクトップ画面(デフォルトではごみ箱アイコンのみ)**
更に、Windows 8 RPでは「トラベル」、「ニュース」、「スポーツ」のアイコンが追加されましたが、Consumer Preview版にあった「エクスプローラー」、「リモートデスクトップ」、「Reader」、「Xboxコンパニオン」、「Pinball FX2」、「Solitaire」の各アイコンが削除されています。
今後の記事はWindows 8 Release Previewの機能的なポイントを検証していくことにします。 3.気になる点 スタート画面から「エクスプローラー」アイコンが無くなってしまいました。必要なフォルダやファイルを探し出す際に使用するのが「エクスプローラー」ですが、Windows 8の初期状態(設定変更なし)では以下のような手順で選択することになります。
1)スタート画面の「デスクトップ」アイコンをクリック⇒デスクトップ画面下側のタスクバーにある「エクスプローラー」アイコンをクリック⇒左側ペイン(フィールド)の「ライブラリ」または「コンピューター」などをクリック 2)スタート画面右側のチャーム(シールド・バー)から「検索」をクリック⇒画面上の「エクスプローラー」アイコンをクリック⇒左側ペイン(フィールド)の「ライブラリ」または「コンピューター」などをクリック スタート画面に「エクスプローラー」があれば、上記の1番目と2番目の手順を省略できますので、初期状態のままでも操作性が大きく向上するはずです。 次回は、「コンポーネント・ドライバのインストールと各種セッティング」をリポートします。
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2012/06/05(火) 22:31:35 |
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1.インストールにおける注意点と留意事項 Windows 8 CPのシステム・ファイルを起動ドライブに集約させるため、インストールの際には必ず1台のHDDに限定して接続しなければなりません。 また、DVD-Rによるインストールでは、途中でプロダクトキーの入力が必要になります。
プロダクト・キー(ISOイメージ・ファイルのダウンロードページに記載)はメモするか、印刷して手元に用意しておきましょう。 2.BIOSの設定 インストール用のDVD-Rを作成し、HDD(Windows 8 CPインストール用)、モニター、キーボード及びマウスの接続が終了したら、PC電源をオンにしてマザーボードのBIOS設定画面を表示してください。
左右移動(←→)キーで「Main」セクションから「Boot」セクションに移動させて、ブート順位の設定をDVDドライブが最上位になるように変更します。
BIOS設定の詳細については、以前の記事(http://hiro0601sky.blog12.fc2.com/blog-entry-143.html)を参照してください。 3.実際のインストール手順 ブート順位変更後に作成したDVD-Rをドライブにセットして再起動すると、Windows 8 CPのインストール画面が表示されます。以下、ウィザードに従ってポイントになる画像を見ていきましょう。
なお、LCDモニターの直接撮影によるモアレ縞を回避するため、非合焦でフォーカスが甘くなっていることをご了承ください。
**DVDインストール時のブート画面(「Enter」キー等を押下して開始)**
**使用言語及びキーボードの選択画面**
**プロダクトキーの入力画面**
**アップグレード又は新規インストールの選択画面(後者を選択)**
**インストール・パーティションの選択画面(通常はCドライブを選択)**
**インストール・パーティションのフォーマット画面(注意告知を表示)**
**インストールの進行画面**
**再起動の指示画面**
**パーソナル設定画面(デスクトップ背景色の指定とPC名の入力)**
**PCへのサインイン画面(ユーザー名とパスワードの入力<E-Mailアドレスの指定選択も可能>)**
**ログオン画面(パスワード入力後)**
数回の再起動を繰り返した後、ログオン画面が表示されるようになります。因みに、私のPCでインストールに要した時間は30分程でした。
インストール終了後は、システム・ファイルをインストールしたHDDのブート順位をDVDドライブよりも上位に設定しておきましょう。 4.インストール後の初期画面 初めに「紅葉のイメージ画像(日時付き)」が表示されるとともに、何かキーを押下するとログオン画面になり、パスワードを入力するとスタート画面に変わります。
イメージ画像の必要性については意見(賛否)が分かれる点かもしれません。 次回は、「コンポーネント・ドライバのインストールと各種セッティング」をリポートします。
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2012/05/15(火) 22:33:27 |
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2012年2月29日、MicrosoftはWindows 7の後継となる「Windows 8 Consumer Preview(以下、Windows 8 CP)」を公開しました。公開以前からスマートフォン及びタブレット端末への導入を意識して、メトロ・スタイルと呼ばれるUI(ユーザー・インターフェース)やそのタッチ操作などが話題になっていた次期バージョンのWindowsです。
メリットは何なのか、デメリットはないのか、使い易さという観点からWindows 8の特徴をリポートしてみたいと思います。記載内容については個人的な意見であり、製品版(今年の秋頃予定?)では機能や操作性が相違する可能性があり得ます。また、更に詳細な情報については、雑誌記事やPC Watch(http://pc.watch.impress.co.jp/)の連載記事「Windows 8カウントダウン」などを参照してください。
**Windows 8 CPのスタート画面**
1.システム要件 MicrosoftのサイトにWindows 8 CPの日本語ページ(http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/consumer-preview)が用意されています。インストールで求められる最低限の要件は以下のとおりです。
1)クロック周波数1GHz以上のプロセッサ 2)メインメモリは1GB(32bit)または2GB(64bit)以上 3)HDDの空き領域は16GB(32bit)または20GB(64bit)以上 4)DirectX 9 以上のグラフィックス 更に、特定の機能を使用するための追加要件は以下の項目となります。
4)モニターでタッチ操作する場合は、マルチタッチに対応したタブレットまたはディスプレイ(※ アプリをスナップする場合は、1,366×768ドット以上の画面解像度) 5)Windows Storeにアクセスし、アプリをダウンロードして実行する場合は、インターネット接続(1,024×768ドット以上の画面解像度) 「よく寄せられる質問」のシステム要件の記載内容で、「Windows 7が動作しているPCなら問題なく動作する」と明記されています。 2.インストール・ファイルのダウンロード 前項のページ上段にある「ダウンロード」をクリックしてください。インストールに必要なファイルの概要は以下のとおりです。
**Windows 8 CPインストール・ファイルのダウンロード画面**
1)Windows8-ConsumerPreview-setup.exe 【「Windows 8 Consumer Previewのダウンロード」をクリック】
現在使用しているOS上でセットアップ・プログラムを実行します。上書きインストールによりアップグレードするか、新規インストールによりデュアル・ブート環境が構築されます。
2)Windows8-ConsumerPreview-##bit-Japanese.iso 【##は32または64、Windows 8 Consumer Previewのダウンロード下段にある「ISO形式」をクリック】
インストール・メディア(DVD)を作成して、新しくWindows 8 CPを別なPCまたはHDDにインストールする場合に使用します。
必要により実行ファイルかISOイメージ・ファイルをダウンロードするのですが、次項に記載する理由により後者を選択するようにしましょう。 3.インストール用HDDの用意 Windows 8 CP(従来のベータ版に相当)は使用期限があるとともに、機能が未完成でバグがある可能性もありますので、一つのHDD(SSDを含む)に複数のOSを併存させるデュアル・ブート環境はお勧めできません。
もう一台(計2台)のHDDを用意し、当該HDDにWindows 8 CPをインストールするのがベストです。複数HDDの活用による並行したOS利用の詳細は、以前の記事(http://hiro0601sky.blog12.fc2.com/blog-entry-236.html)を参照してください。
インストール終了後の初期状態での容量は約15GBを要しています。データ・バックアップ兼用に新規にHDDを購入しても良いのですが、手元にある使用していないHDD(テスト的な使用なら40GB程度)を用意しても差し支えありません。 4.インストールの準備作業 ダウンロードしたISOイメージ・ファイルは、未使用のDVD-Rディスクに当該ファイルをそのまま書き込むことによりインストール用メディアを作成します。
Windows Vista以降のOSなら標準アプリケーションで、Windows XPではフリー・ソフトやペイウェア・ソフトを活用してインストール用DVD-Rディスクを作成してください。 次回は、「OSのインストール(後編)」をリポートします。
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2012/05/06(日) 21:51:16 |
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